SurfacePro4 USB3.0のWi-Fiへの影響 考察
買ったばかりのSurfacePro4だが、問題が一つある。簡潔にまとめる。
1.不具合:USB3.0の端末(USBメモリ,ポータブルHDD)を接続すると、
Wi-Fi接続ができなくなる。USB3.0を利用したときだけ、
Wi-Fiがつながらなくなるのだ。ショッキング...
2.原因として考えられるのは・・・
(1)初期不良(ハードウエア/ソフトウェア)
(2)USB3.0端末から発生する2.4GHzノイズ
(3)USB3.0端末から発生する振動(ポータブルHDD)
(4)USB3.0端末への給電時の不具合
(5)Wi-Fiドライバが古い
ひとつずつ検証する。
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(1)初期不良(ハードウエア/ソフトウェア)
これはもうどうしようもない原因だ。
MicroSoftに相談しなくてはなるまい。とりあえず面倒なので保留(笑)
(2)USB3.0端末から発生する2.4GHzノイズ
調べたところ、USB3.0端末から2.4GHzのノイズが発生することは常識らしく、MacBookに関する情報を扱う複数のWebサイトでそういった記述が見受けられた。(技術レポート等 詳細はgoogleで検索してね)
試してみたかったが、私の家のルーターは古く、2.4GHzしか扱えない。5.0GHzで試してみる価値はありそうだが、現在金欠なので余計な実験は避ける(笑)
実験:電波強度をinSSIDerで計測してみた (inSSIDer - Google 検索)
inSSIDerによって電波強度を測定してみる
(画像は個人情報保護加工済)
結果:
図1.inSSIDer 観測例
図2.USB接続前
図3.USB接続後
電波強度を示すdbmは誤差範囲で変化したものの、大きな変化はない。(58dbm→59dbm)※ページ重くなるのでSS割愛
注目すべき点はUSBメモリ接続前は10件以上のWI-FIを観測していた(図2)にもかかわらず、USBメモリ接続後はわずか2件のみの観測(図3)に変化したことである。
明らかにに電波を掴む力が落ちていることが分かる。
実験:USBメモリの周りをアルミホイルで覆ってみた・・・かった
電波というものは周波数、電力強度、透磁率といった概念によってものを通過する、しないが決まっている。アルミホイルは金属なので電波を通さない。ただし、2.4GHzの電波は回折率が高いためわずかな隙間でも通信する可能性はある。だが、ノイズレベルを低下させることには有効ではないかと考えた。
・・・しかし、まさかのアルミホイルが我が家にないという事態(笑)
アルミホイルって、あっても別に使い道ないよね笑
というわけで、
実験:USBメモリの周りを手で覆ってみた
結果:多少効果ありw
ただ握っただけなのに笑 ただ、けっこう握らないといけない。あとずっと握ってたらら作業できない笑 この時点で、やはりノイズが原因ではないかと強く疑う。
(3)USB3.0端末から発生する振動(ポータブルHDD)
ポータブルHDDから発せられる固有の振動というものが影響する、と複数Webサイトに記されていた。
解決策を考えるとしたら、アナログではあるが、自らの手でUSB接続部分を抑えるとか、HDDを耐震パッドの上に置くとか、だろうか。
実験:ネックウォーマー(振動を軽減しそうな布)の上に置き、USB接続部分を指で押さえてみた。
結果:一応うまくいった・・・?
ただ、前述した実験の結果から、USB端子からHDDまでの距離がある程度あったため、ノイズの影響が軽減されているだけかもしれない。
というか、この実験ではWindows10の仕様なのか、バスパワーが足りないのか、わからないがHDDの接続が勝手に切れてしまい実験にならなかった。
(4)USB3.0端末への給電時の不具合
USB3.0の端末をいくつか持っている。それぞれ試した結果をまとめてみる。
ポータブルHDD(セルフパワー)・・・Wi-Fi不可
据え置きHDD(バスパワー)・・・Wi-Fi可
据え置きHDDのみ問題なく接続できたのである。
ちなみに、冒頭でも述べた通り、USB2.0接続時は問題なくWi-Fiを利用できる。
これが原因ではないかと、記事を書きながら思った次第である。
ということは、セルフパワーのUSBハブを買ってきて、それを介してのUSBメモリの接続なら問題ないということだろうか。
まさか、Surfaceドックを買わせるための戦略か・・・?
実験:バスパワーUSB3.0ハブを使って接続してみる
Surfaceドックはさすがに高すぎるので、エレコムの2000円程度のものを購入し試してみた。
結果:問題なく使えるが、、
付属のUSB延長ケーブルによって、USB端子部分から距離が保たれるために実験(3)同様、電波干渉が減少した故の結果であったと考えられる。
実際、ハブに接続したUSBメモリをSurfaceのUSB端子部分に近づけると電波強度が低くなり接続しにくい状態が再現できた。
(5)Wi-Fiドライバが古い
いくつかのサイトに書いてありました。あえて詳しくは書きません。
なぜならSurfaceが一回死ぬ羽目になったから(泣)
死ぬ、といっても、工場出荷時の状態に戻す、で完全に初期化したところ治ったけど。
やり方を簡潔に書くと、デバイスマネージャーにて、Wi-Fiに関するドライバを削除する。で、再起動すると、消したドライバが復活していて、勝手に更新されているよ、っていうだけ。たしかに復活していたんだけど、それ以来、「オペレーティングシステムは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」と何度も警告され、。。。最終的にはブルースクリーン。買って二日目でまさかブルースクリーンをお目にかかるとは思わなかったよ。笑
よく調べず適当なことをしたのが間違いだった。いい勉強。やりたい人はここではあえて書かないから自分で調べてみてください(自己責任で)全く推奨しないけど笑
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以上が今回の実験のすべてである。
素直に5GHzが使えるルーターを買えばいいんだよね、きっと笑
解決策を模索していきたいと思う。20万もだして買ったパソコンがUSBとWI-FI同時に使えないとか、腹立つからね。
というわけで、私の結論は以下の通り。
結論(※個人的な仮説)
USB3.0端末を接続したときWi-Fi(2.4GHz)が不安定になる原因は、
USB3.0端末本体から発生する2.4GHzのノイズによるものである。
対策は、
①USB延長ケーブルにより、SurfaceとUSB機器の距離を十分にとる
②5.0GHzの電波を使用する(未実験)
③USB2.0を使用する
のいずれか。
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もし、同じような状況の方いらっしゃいましたらコメントをぜひください。
それちがくない?って思う方も是非コメントください。
なお、すべて持論につき、記事内容の判断は自己責任で。
以上です。
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追記(2016/3/20): MSに確認したところ、電波干渉が疑われるとの回答を得ました。